マーラー 「大地の歌」 3度目でしょうか・・・

・・・この数日の続き 第1楽章のことを書いています


でも あれだなあ 「大地の歌」のこれがいちばん! という録音がない
というのは以前から言われていますけれども・・・

演奏様式だけでなく。 楽器そのものが美しく聞こえないと物足りないんですよねえ この曲は


で。あらためて思うのが・・・まず聴いて、
「大地の歌」ってすげーなー  って感じさせるのは はやり
ワルター ウィーンフィルなのかも知れない

出だしで、ふつーでない音楽だと感じさせてくれるからねえ

美音もね。バーンスタインの録音と違って、テンポの早い ff で迫力を出す箇所でも、
音をとってもきれいに響かせる、弦の技術がすごいね。

拍の最初の音を 思いっきり弾くバイオリンも吾輩好みで、
美しく かつ とても雄雄しい響きです
この楽章は こうでなくちゃ!!


この弾き方できれいに揃って聞こえると言うのは やはり すごい

第1楽章は、クラシックの交響曲としては、ふつーでない音の作り方で始まってるし。
曲の特徴も感じさせてくれてます


また。クレンペラーがとくにそうだけど。
ハープと打楽器 弦のピチカートの 「竪琴」の響きの強調
(オケが大きな音のときはハープと打楽器一緒に 小さな音のときはハープのみ)

クラリネットとトランペットの 「猿」の騒がしさ


  ※あのう ちゃんと分かって皆さん演奏してるのだよね・・・

も。古い録音の限界はあるけれども。ワルター VPOはやってくれています。

節のはじめの音(短い音でも)、第1拍目をしっかり弾くというのも。クレンペラー ワルターとも似ていますね。


録音が古いし。 声楽のソリストの好みが・・・ということで。
皆 クレンペラーやバーンスタインに移るのだけど。
とても様式の珍しい曲だけあって。それぞれの盤の録音じたいに特徴があって。

迫力はあるけど、ところどころ響きがきれいでない とか
管や打楽器が面白く聞こえるけど、音のバランスがへん とか

これひとつ に、絞れませんねえ。やはり



その中で、カラヤン盤は、曲の構成をうまく生かしていて聴きやすいし。
クライマックスのつくりが自然で、うるさく感じるところがない。

たしかにカラヤン流の響き方で。
ほんらいのマーラーの表現としては、
管楽器や打楽器がもうちょっと前面に聞こえて欲しいとことはあるのだけれども。
聴かせどころは。しっかり美音で聴かせてくれてます。


でも 「大地の歌」ならではの迫力  を感じてほしい場合には。
第一のお勧めとはいえないのだよねえ。
やはり 1950年代の録音だけど。ワルター VPOは技術 表現ともすごいよなあ




いまタワーレコードで カラヤン SHMCDのシリーズを出しているけど。
残念ながらマーラーのシリーズはないですね。


※この日誌をはじめたころに 世間の冷たい評価の逆を張って
「ラトルはマーラーをしっかり理解している」
ラトルのマラ9はいい!! と書き続けたのですが。
・・・それが書きたいために日誌をはじめたところもある


吾輩 マラ9よりも。
究極には マーラーの第10交響曲 をもっと世間に理解してほしいなあと。ずっと考えております。

            でも

おそらく その前に。
世界が「大地の歌」を望んで聴きたくなるような状況が生まれてきそうな・・・・
ちょっと悲劇の予感もする世界情勢だけどね・・・・・



以前も書いたけど 「大地の歌」が悲劇の音楽だと理解する批評家もいるので。
また逆を張るけど。 そんなことはないよ!!

詩は たしかに孤独なところがあるが。
目の前の死と、自然の前では そもそもひとり
他に変われるヒトはいない


終楽章 ラストの、解決しない和音の 6度の音 は
「永遠」につながって終わらない象徴なんだ。

おそらく 21世紀の先の見えない時間のなかで。
人々がこの曲を望み。
この曲のほんとうの姿が理解される日がやって来ることでしょう

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